vol.30 働くことの報酬はお金だけ?
- 2021年03月17日
- 所長の学び
こんにちは。
遂にブログも30回まで来ました。
こうやって日々の学びを自由に書かせていただいて、30回になります。
まとまりなく、分かりにくい話を読んでくださりありがとうございます。
今後も学びがある度に書き続けていきたいと思いますので、興味のある方はぜひ読んでください。
この僕の気持ちを誰かとシェアできれば、とても嬉しいことです。
もちろん、反対意見や批判も大切にしていただきたいです。
今回、あるきっかけから「資本主義」について勉強をしました。
あれ、僕はきちんとこの資本主義のことを知らないぞ。
何も分かっていないままに「就労支援」を語っているのではないか?
と恥ずかしくなり、学びを深めることにしたのです。
現代の「行き過ぎた資本主義」の現状を知れば知るほど、これほどまでに「精神障害」の認定件数が増加している事と、ブラック企業のような会社が存在する理由、そして、そんな悪質な環境でも働くことをやめられない人間を生み出す原因が見えてきたのです。
今日は、そんな「行き過ぎた資本主義」の仕組みについて詳しく語ろうとは思いません。
何を話したいかというと、
本来の資本主義経済は、僕らの心も生活も豊かにしていっていたんだよ。
でもいつしか、大切なものを見失い、「お金」という一つの価値でしか生きられなくなってきてしまっているんだよ。
今、そんな「行き過ぎた資本主義」を見直し、本来の心豊かで幸せな働き方を取り戻そうよ。
ということです。
それでは、以下に今回のブログのタイトルにもなっている、「お金」以外の報酬(価値)について、お話しします。
それは実は、昔の日本の社会がずっと大切にしてきたことなんだそうです。
むしろ「お金」以上に大切にしてきたことなのかもしれません。
(※現代はそれらの報酬(価値)がどんどん失われつつあり、お金を生み出せば何でもいいというような「資本主義経済」が横行しているのが現状です。それによって人々の心も自然も破壊されていっています。)
仕事における「お金」以外の報酬(価値)として本来大切にしてきたことの
一つ目は、
「仕事の働き甲斐」
です。
2つ目は、
「職業人としての能力」
3つ目は
「人間としての成長」
4つ目は
「職場の仲間との出会い」
これらの説明はあえてしないでおきます。
きっとこの言葉だけでみなさんの頭の中にいろんなことが思い浮かんだと思うので、それでいいと思っています。
イロハニトイロはまだまだ工賃が低くて、「お金」という報酬を十分にお渡しできていません。
初期からいる人はなおさらです。
でも、
いや、
だからこそなのか、
イロハのメンバーは、イロハ利用の意味として上に挙げたような「お金」以外の報酬を受け取っていると話してくださいます。
「自分が好きな事を自分で決めてやるから、やり甲斐がある」
「自分が変われた。」
「人として成長できた」
「メンバーを家族のように感じている」
などなど、嬉しい言葉を聞かせて下さるんです。
本当にありがとうございます。
でもでも、お金がないと生活できないのも事実です。
お金がもらえないのなら、それは仕事とは言えません。
それもしっかり受け止めなければならないと思っています。
私たちの会社の代表が話してくれた言葉を最後にご紹介して終わりにします。
「お金は空気と一緒だよね。
空気がないと生きていけないように、お金がないと生きていけない。
だから生きていく上でお金ってとっても大事。
でも私たちは呼吸するために生きていないよね。
それと同じで、お金の為に生きているわけではないよね。」
いつしか、自分たちでイロハの仕事を楽しみながら大きくして、たくさんのお金がその報酬として受け取れるようになる、そんな作業所を目指して、今後もみんなで話し合いながら少しずつ進んでいきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考文献を以下に載せておきます。興味のある方は読んでみてください。
イロハニトイロ所長
金村栄治